グェン テュアン ズオン

NGUYEN TUAN DUONG

1984年、ベトナム生まれ
2004年、ベトナムから留学生として来日。2年間日本語学校で学ぶ
2006年、東京国際大学入学
2010年、同大学卒業
2010年、コンビニエンスストア本部入社
2014年、㈱DGFを設立

NGUYEN TUAN DUONG

1984年、ベトナム生まれ
2004年、ベトナムから留学生として来日。2年間日本語学校で学ぶ
2006年、東京国際大学入学
2010年、同大学卒業
2010年、コンビニエンスストア本部入社
2014年、㈱DGFを設立

フレンドからファミリーへ

人と人、国と国の架け橋をめざし

2004年に私が日本に来たときには、 ベトナム人はまだ少ない時代でした。そのとき、日本人から助けてもらいました。初めて日本の空港に降りて、迎えがいなかったので日本人に片言の日本語でいろいろ尋ねました。日本人は親切に教えてくれました。

しかし、今はベトナム人をはじめ外国人が増えすぎて、不祥事も多くなり、日本人はそのときほど親切でなくなっていると思います。

そこで、原点にもう一度戻って、不祥事が一つでもなかったら「ベトナム人はすごい。友達だ」と皆が言うでしょう。ベトナム人は親日ととらえてくれます。

人は変わります――。どんなときに人が変わるかといいますと、その人を取り巻く環境で考え方や行動が変わります。例えば、ベトナムではバイクで信号無視をする若者が多く見られますが、日本にいるベトナム人は交通ルールを守っています。

私たちは先に日本に来ている先輩として、環境をつくってあげれば人は絶対良くなると信じております。つまり、ベトナム人の規範となるように先輩としての背中を見せてあげようと考えています。もちろん、私たちより立派な先輩がたくさん日本にいます。では、なぜ今のベトナム人が変わらないのかというと、環境整備してくれる人がいないからだと思います。環境整備をしてベトナム人を受け入れると必ず良くなります。日本の会社に質の高いベトナム人がたくさん入ってきます。そのような環境づくりをすることが、私たちの役割だと思っております。

㈱DGFの、「F」にはFriendsを増やして、さらに家族(Family)のようになります。皆が友達となり一緒にがんばって、目標に向かって取り組んでいるうちに家族、身内のようになります。DGFにはそうした想いを込めています。

DGF、登録しているスタッフ、クライアント企業がFriendsとなって、Familyのようなつながりとなることを目指しております。スタッフ自身も成長し、クライアント企業も成長して、企業とスタッフが豊かになれば皆が喜びます。

今後、このビジネスを通じて、日本の将来の生産力向上に役立ち、国と国の架け橋となります。そして、今は架け橋ですが、橋が必要なくなるような社会にしていきたい。日本人とベトナム人の壁をなくし、国境がないような世界にしたい。まるで親戚のような感性を両者が持つような社会にしていきたい。まさにFriendsからFamilyとなるような世界をめざしていきたいと考えています。

株式会社DGF 代表取締役社長 
グエン・テュアン・ズオン